久々に冷え込んで…
きれいな青空(あんまりきれいに撮れてない…)
しかしこの直後、風が吹き始め
山頂の全リフト運休
急いでパト本部へ戻ったら…
知らない方がストーブの前に。
隊員の知人かな?と思ったら…
強風でボードラックが倒れ、ゲストの板が滑走禁止エリアへ流れていってしまったとの事でした。
ボードの管理はゲスト本人。自己責任とはいえ、ラックを設置したのは、スキー場側。
何とかしてほしいというゲストの気持ちは重々理解できます。
PATROLでは決断できそうもない問題が出てきそうだったので、上へ伺ったのですが…
揉め事になるような回答をいただきまして…PATROLは板挟み状態。
今すぐ滑走禁止エリアへ入ってボードを回収…なんて意見もありましたが
他のゲストが下で滑っている営業中に滑走禁止エリアへ入るなんて、PATROLはできません。
ボードを直ぐに取りに行くことができないことをゲスト説明させていただいて、
早くても営業終了後に取りに行くことで納得していただきました。
その後大風が吹いて、板が流れた痕が消えてしまい
見つけることができなかったどうしよう…と心配事ができまして
さらに風の影響でウインドスラブができている可能性もありまして
結構緊張感のあるミッションとなりました。
用心に用心を重ね、エアバッグにACE持参。何かあった時用にゴンドラスタッフに待機をしてもらって、相方はTake、パト本部待機はai。
最終PATROLが終了して、ゲストがゲレンデからいなくなってから滑走禁止エリアへ。
日没時間もあるので時間とも勝負。
案の定、流れた痕はキレイに消えていまして、Takeと「流れるならこっちの方向では」なんて相談しながら急斜面の先の奥を探しました。
すると沢筋にボードが真っ直ぐ刺さっているのを発見。
TEST SKIでは絶対入らない雪崩が集まってくる沢筋。
「雪崩れてボードを流さないでよ」と願いつつ、ジグを切ってボードまで。
その後は背中にボードを背負って滑走禁止エリアを移動。
(バランス悪くて急斜面が滑りづらい)
コケて板を傷つけたら大変なので慎重に行きたいところですが
クラストでまた滑りづらい。
最後はオロオロになりながら、ゲレンデに戻りました。
サポートしてくれた皆さん…感謝です。
あぁ〜やれやれ